2011-09-08

キャラクター

白状すると、私は登場人物を描く時に実際にお会いした方を思い浮かべながら描くことが多い。
愛する人、愛した人、親愛なる人、そこそこ仲良くした愛すべき人物、そういった人々のコラージュを描いてるのだ。

男性も女性も、版権キャラもだ。
ゲタ吉も、猫娘も、あの松下一郎でさえ誰かのコラージュだ。

例えば松下は、ベンチャー企業の社長(大企業の最若年役員)と、とある研究機関の室長を参考にした。実在の人物で、実際にお会いした方々だ。
老成した天才少年を描くための助走に、少年のように情熱的で天才特有の繊細さと狡猾さを持った成人男性を参考にする。

怪奇猫娘にいたっては、とっくに鬼籍に入った私の祖母だ。
もはや現代女性は、水木しげるが描いたオリジナル猫娘のたおやかな色気やあっけらかんとした健気さ、風雪に耐え抜くしぶとさは持ち得ないからだ。

私は、私以外の人が巧く描写できそうなキャラクターを描くことには全く興味がない。
その人が描けば良いのであって、それは私の仕事ではない。

なので、まどかやほむほむやアヤナミと同列にされちゃ迷惑なんである。
それは、ポルノ映画館に来て、「何故、感動するような純愛ストーリーじゃないのか?!」と文句を言うようなものだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿