2011-09-19

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2011-09-08

キャラクター

白状すると、私は登場人物を描く時に実際にお会いした方を思い浮かべながら描くことが多い。
愛する人、愛した人、親愛なる人、そこそこ仲良くした愛すべき人物、そういった人々のコラージュを描いてるのだ。

男性も女性も、版権キャラもだ。
ゲタ吉も、猫娘も、あの松下一郎でさえ誰かのコラージュだ。

例えば松下は、ベンチャー企業の社長(大企業の最若年役員)と、とある研究機関の室長を参考にした。実在の人物で、実際にお会いした方々だ。
老成した天才少年を描くための助走に、少年のように情熱的で天才特有の繊細さと狡猾さを持った成人男性を参考にする。

怪奇猫娘にいたっては、とっくに鬼籍に入った私の祖母だ。
もはや現代女性は、水木しげるが描いたオリジナル猫娘のたおやかな色気やあっけらかんとした健気さ、風雪に耐え抜くしぶとさは持ち得ないからだ。

私は、私以外の人が巧く描写できそうなキャラクターを描くことには全く興味がない。
その人が描けば良いのであって、それは私の仕事ではない。

なので、まどかやほむほむやアヤナミと同列にされちゃ迷惑なんである。
それは、ポルノ映画館に来て、「何故、感動するような純愛ストーリーじゃないのか?!」と文句を言うようなものだ。

2011-09-07

日記

手ブロ漫画を描いてない。
一度描いたけど、下ろしてしまった。

 『ⅳ』を描いて、色んな人から感想を伺った。
その中で「まど☆マギみたいじゃないからダメ」とか「(ヒロインが)アヤナミみたいじゃないからイヤ」とか言って、割合拒絶反応に近い感じの批判も頂いたりした。
ちょっとトンチンカンなように思ったが、やはりそう言うことでもないんだろうと思った。

私の描いてる漫画は、時代性とか、今の時代の気分とは離れたモノを描いてしまっているのだろうなと感じた。 
マチズモを持て余してる男性が多いんじゃないかと感じたのだ。
マッチョな感性や価値観で生きるにも語るにも、もう時代は複雑になり過ぎており、男性の多くは、心弱く、惨めに挫折を繰り返し、格好悪くジタバタと、あるいはジワジワとコツコツと何かを重ねては崩される、そんな日々の中で暴力性と性欲を抑制しとるんでないかなぁ。そりゃー大変なこっちゃ。災難なこっちゃ。

そういった男の姿を女に描かれるのは厭だったんだろうなぁ。
だから『まど☆マギ』とか『エヴァンゲリオン』がこれほどまでに男性オタから支持されるんだろうなぁ。
だとすると、もう本当に、『ⅳ』って誰も喜ばない漫画になるんだよなぁ。

などと、すっかり意気消沈して漫画読むのもシンドイ感じでしたんで映画など観ておりました。
漫画と違ってページを繰らずとも勝手に進んでくれるので楽なんですな。
漫画ほど好きじゃないから気合入れて臨まないし。
要は気楽に楽しめるんである。

で、映画観て、漫画を忘れたのかといえば全く逆で、もう毛呂山正まんまじゃないのって俳優見つけてきゃあきゃあ言ってました。

もう自分の為だけの自分だけが楽しい漫画で良いじゃないかと改めて思うんでした。 

マチズモに関して私が感じてた事ってここ数年の洋画でよく扱われてて、扱われすぎて茶化しに入ってて、そういった中でテュディックって俳優にも仕事が回ってきたみたいです。若い頃サッパリだったのにオッサンになってから良い役来るようになった。

ちょっと色々、言葉が足らなくて良くないんだけども、ぐるっと回って結局よかったなーって。
でも、やっぱ、私の漫画がダメな人にはダメだろうし、素人漫画だし、それは仕方ないなーと思う。

2011-07-06

身辺整理の続き

「スケベ。」
と俺に言った後、くるりと踵を返しエントランスに向ってロビーを真っ直ぐ横切ってゆく。
勿論此処で追いかけなければどうしようもない。
「なんでもないですよ。離婚したんですから。話したでしょう?」
自分でも何故こんな言い訳をしてるのか判らない。
しかし見透かされてるのは判ってる。罰が悪い。なんでお嬢さんは此処にいるんだ?
「彼女、セイって呼んでたわね。」
「此方では誰でもそう呼びます。」
「滞在中は私もセイって呼ぼうかしら?」
「お嬢さんカンケー無いじゃないですか。大体なんでボンに…」
「ベルリンで会議があったのよ。『情熱はいずれ醒める』ってあなたから聞いたけど?」
過日、彼女の告白を諭し説き伏せた時の俺の台詞だ。
「見事に醒めてましたよ。」
「傷ついた?」
「そんなことで傷つきません。」
「そう?私は傷ついたわよ。」
「は?」
「特にカンケー無いって処。」
俺は驚いて立ち止まった。彼女の口から弱音が出たのを初めて聞いた。
ホテルのロビーで後ろを向いてからこっち、全く振り向かない。全く顔を見せない。

俺は再び彼女を追いかけた。
ズンズン前に向って歩いてゆく彼女のつむじを見ながら俺は切り出した。
「お嬢さん、思い過ごしです。」
「焼け棒杭に火がついてるじゃない?」
あまりの言葉に俺は再び足を止めてしまった。そんな下世話な言葉をどこで憶えたんだか、全く。
「や、だから、それは…」
空を仰いで言葉を捜す、が、結局、他に思いつかなかった。
「……セイと呼んでください。」
敗北宣言のような気分だ。かくしてお嬢は振り返る。
「呼ぶだけですよ。」
俺は念を押した。
「充分よ?」
お嬢の笑顔は意味深長だ。
魔物が自分よりも上位霊位者に本名を委ねれば、名指しで下された命に逆らえない。
もう、俺が言うことはたった一つしかなくなってしまった。
「どうか『契約』をお忘れなきよう…」

2011-06-29

身辺整理など

 (なんでこうなった?)と天井を眺めて俺は自問自答する。隣に目を向けるとソバカスだらけの白い背中と褐色の強いブロンドが白いシーツに横たわってる。一昨年離婚した前妻だ。

 親父の危篤で慌てて軽井沢に帰って来たので、ドイツには何もかも放りっぱなしだった。
 病院でのリハビリや検査のオーダー、シェアハウス中の部屋。それらを放りっぱなしのままに、俺は蛙男に変生し、松下家令嬢の家庭教師やら、後見人やら、自称・メシアの第一使徒やら、とにかくバタバタしてる間に一ヶ月過ぎてしまった。つまり、就労関連の申請を何一つしていない内に報酬が発生してしまった。俺は18歳でドイツ国籍に切替えてる。日本生まれの日本育ちだが法規上は外国人となる。今の俺は『旅行者』として滞在してるので就労用の手続きが要る。これを怠ると不法就労になってしまう。非常によろしくない。
 そこへボンの前妻から打診だ。子供のDNA鑑定をするので可能性のある俺も一応サンプル採取したいというのだ。正直「知 る か !」と言いたい。子供が生まれる10ヶ月前、俺は紛争地に赴任していた。誓って俺の子じゃない。当時の彼女の恋人で今の夫で、彼女の直属の上司だった男の子供だ。が、生まれた子供に罪はない。大人げないことは言わない。すべて過ぎ去ったことだ。仕方ない。付き合うとする。

 つまり、ドイツには諸々身辺整理に来た。なのに、その滞在先のホテルでヤヤコシイ事になってしまった。予定外だ。なんでこうなった?
「だ、旦那と揉めたのか?」
身支度を始めた前妻に訊いてみる。
「まさか!」
事の始めから終わりまで、彼女に一切惑う様子はなかった。俺との結婚中、今の夫と付き合ってた頃もこうだったのだろうか。
「じゃ、なんでこんなことに?」
俺が欲望に踊らされた自覚はある。が、相手のあまりに清々した態度を見ると如何にも自分が消費された気分になる。テニスをワンゲーム楽しみましたって感じだ。
「私達、嫌いで別れたんじゃないし?」
「なら、なんでアイツの子供なんか!」
「結婚してみて判ったのよ。あなた向かないわ、夫にも父親にも。」
「なんだよそれ」
「またドイツに来たら連絡ちょうだい」
「悪いが二度と会わねぇ!」
ついに俺は大人気ない態度をとった。

 前妻を送る為にロビーに降りたら、フロントにお嬢さんが突っ立っていた。俺も彼女を見つけて棒立ちになった。滞在先は伝えてあったが。
「お嬢さん、何故此処に?」
思わず口から出てしまった言葉を笑顔で取り繕ってみる。が…
「じゃあね、セイ。素敵だったわ。」
態と鼻にかかった声で、前妻は意味深な台詞を言い捨てて行った。

 お嬢さんは前妻の後姿が見えなくなるまで、たっぷり目で追った。修行中なれど魔女たる彼女には全てお見通しだ。ましてや自分の使役魔の行動に鈍感なはずはない。
俺を真正面から見据えて口を開いた。
「スケベ」

2011-06-25

後日談

こちらの続き

お嬢さんが俺のデスクに小さいスノーボールを置いた。
「これ、持ってて。」
透明なプラスティック球の中には雪が降り積もり、外の景色と真逆だ。球の中には小さな洋館が建っている。何処かでみたことある、と思ったら、過日解体された旧軽井沢の家だった。
「随分手の込んだ品物ですね。」
「でしょ?苦労したのよ。あの家を移築するのは。」
「移築?」
「父が家獣を連れて行ってしまってから不便だったの。家獣には及ばないけど、トレーラーハウスなんかより気が利いてるでしょ?」
「家がそのまま入ってるんですか?」
「今そう言ったじゃない?失くさないように管理してね。」

そんな訳で、俺はいつも小さなスノーボールを持ち歩いてる。

2011-06-22

「あんたの家、どうする?」
朝食の席で長女の蛙子姉が俺に言った。
「は?ボンの?売ったよ?」
俺は、前妻と買ったドイツのマンションの件かと思った。
「違う違う。父さんが奥さんに買った家。確かアンタの名義になってたはずだけど。聞いてないの?」
「えー?アレ借家じゃなかったんだ?」
五歳で母が出奔して以来、俺はあの家に行ってない。旧軽井沢という立地も手伝っていた。外国人向けの小さいながらも瀟洒な建物だった。吹き抜けのサロンがあり、そこは二階の廊下から見下ろせる造りになっている。
夜、子供部屋を抜け出して、そっと母の様子を見ることがしばしばあった。そこである晩、俺は見てしまった。母と結婚相手の仲睦まじい姿を。
(厭な事思い出したな。)
程なく母はドイツに帰り、俺は父の家に住む事になった。
(まぁ、結婚しなかった親父も悪いよなー。)
「俺、いらない。売るよ。」
何だか余計な荷物を背負わされた気分になった俺はつい即答してしまった。怪訝な顔で蛙子姉は言う。
「見もしないで決めるの?」
「別に見たくねーし」
20歳近く離れている蛙子姉に、俺は未だに甘えてしまう。
「子供みたいなことを……まぁ、アンタの好きにすりゃいいけどさ。」
不動産会社の電話番号を書き付けて俺によこした。
「アンタの持ち物なんだから自分でやんなさい。これ管理会社だから。」

管理会社に連絡を取ったら、早速昼休みに家を見ることになった。
「ちょっと旧軽まで出かけてきます。」
俺のボスは好奇心旺盛な17歳のお嬢さんだ。
「なにしに?」
「家を売るんで確認に。」
しかも不動産に目が無い。
「私も見たいわ。」
そう言うと思った。
「廃屋ですよ?」
普段は好奇心旺盛なお嬢さんに手を焼くが、今日ばかりは有り難い。彼女が同伴すれば、俺は感傷を無視できる。生真面目な家庭教師、堅実な執事、タフなボディガード、冷静な後見人の顔で居られるはずだ。

そのはずだった。

が、なんと、俺はサロンの真ん中で失神してしまったのだ。

普通に家の中に入った。何も感じなかった。
多少の懐かしさはあったが、五歳で引き上げた家の記憶は朧気で、他人の家のようだった。中軽井沢の実家の方が懐かしさを感じるくらいだった。
長くも無い廊下を抜けてサロンに入り、吹き抜けを見上げた時に眩暈に襲われ、そのまま倒れてしまったのだ。

気付いたときに最初に目に入ったのは、倒れる前と同じく、吹き抜けの天井だった。
しかし頭の下には柔らかな感触があり、冷たく湿ったものが当てられていた。
それがお嬢さんの掌と濡れたハンカチだと気付き、起きようとしたら諌められた。
俺は髪を解かれ、眼鏡を外され、倒れた場所にそのまま横たわっていた。

少し、思い出話をしてしまった。
お嬢さんは尋問が巧い。追求されてるわけでもないのに、ついつい口を割ってしまう。
額に手を置かれ髪を撫でられたら、キスをしたいと思ってしまったので、慌てて目を堅く閉じ、一息に起き上がって目を醒ました。

後日、家の買い手が決まった。
思ったよりもいい値がついたので、書類の作成や手続きは管理会社に任せた。
買い手の名義は、とある会社になっていた。
お嬢さんは何も言わないけど、その会社の持ち主が誰か、俺は判った。
家の場所を通り掛かりに覗いたら、新しい別荘が建つ準備が始まっていた。
あのサロンも、母の姿も、俺の髪を撫でたお嬢さんも、今は俺の記憶の中だけだ。
もう再現される事はない。
その事に俺は安堵する。
誰も触れることが無い場所に仕舞った気分になる。

もう、あらゆる感傷に捕らわれる心配がなくなったと思える。

後日談

2011-06-08

もう裏も表も無いよ!






ゲタアカウントにも案内入れて、もうやりたい放題の覚悟をしましたw
クリックで大きくなります^^

2011-06-06

ⅳ更新『jawohl』



↑クリックで手ブロ漫画表示します。

 サブタイトルの"jawohl"は作中によく出てくる台詞。ドイツ語で"yes,sir"にあたる言葉だそうです。ドイツで暮らしてる方のブログ記事によると、かの国の方は日常の遣り取りで頻繁に使っておられる言葉だそうです。
 何となく思いつきで蛙男役の登場人物をハーフドイッチェに設定したものの、ドイツのことなど全く知らなかったので調べながら描いてます。ですので、かの国に縁のある方には何だか変な漫画になっているのだろうなぁと思います。すみません。間違ってたら教えてやってください。

2011-05-25

乙女漫画


↑主要キャラの年表など作成して、おまけの漫画も描いてみました。クリックするとドロワーで続きが読めます。

お嬢さんは正さんにほぼ一目惚れなのでした。
でも、あまりにも浮き世離れしすぎてて判りにくいのでした。

2011-05-01

蛙男変生回

先週描いた漫画の続きを描きました。
お暇なら読んで頂いて、もしも気に入っていただけたら拍手とかハートなど頂けると励みになります。
拍手乞食ですwww


↑(クリックで漫画表示)『貸本悪魔くん』『悪魔くん千年王国』に出てきた奥軽井沢の石造群ってこんな感じかなー?と…。
巨大じゃなく、粗末な彫りであれば、長野県の人里離れた奥山に実在します。
地元の人しか知らない。ってか、地元の人も、人に言うようなシロモンで無し、みたいな扱いです。太平洋戦争帰還兵が戦友や戦災者を弔うため、また自らの戦争後遺症を癒すために彫ったものだそうです。
確かに、水木センセが帰還直後に描かれたスケッチと似た風情があります。

『悪魔くん』では石仏周辺の地形描写は詳細ではなかったのですが、そういった石仏は切り立った崖を彫り抜いて制作されていたので、私はそのように描いてみました。

2011-04-21

描いてますw

最近、大好き絵師さん発案の素敵企画に悪乗りして、敵役の子など描かして頂いてますv
まだ、何がどう転がっていくか判らないのですが、存分に趣味に走っております。ハァハァゼィゼィ。

なんというか、二次創作なんだけどそうじゃない、二次創作からもうひとつスライドした世界観。
パラレルともまた違うんですよね。枝分かれした未来とか?
オリジナルに近いのかなぁ?


私の描いてる四代目悪魔くんは敵役JK(17)。主役は可愛い小学生男子女子達。


その敵役JKの補佐・牛蛙男(28)イロイロ不憫な人。日独混血。このキャラは私の趣味全開爆走です。(アタマ沸いてますな!www)

2011-03-16

近況

東日本地震で被災された方々にお見舞いを申し上げます。

また、私の在も今回の地震で大きな揺れを体験いたしました。
病気の親族と未就学児童を抱え、私自身も病身で、主人が単身赴任中でもあり…正直サイトの更新は目処が立ちません。
訪れていただいた方には申し訳ありません。

メニューバー内にツイッターアプリを表示いたします。
こちらの閲覧で近況に代えさせてください。

また、いつか、田中ゲタ吉と仲間達への想いを綴る日常が戻る日を信じて過ごします。
拍手をいつも下さる方々、御訪問くださる方々の御厚情に重ねて御礼を申し上げます。

追記:あ、更新してないお詫びとテンパリ心を解すラクガキ内緒にしてたゲタ猫エロ

2011-02-18

寒中見舞い制作(2)

8)再開 アナログ描画

えー、退院こそしていませんが家族の病状も安定してきましたので描画に戻りますw

さんざんっぺら悩んだくせに、私家版ゲタ吉描いちゃってます。
何も考えずに紙に鉛筆を置いたら自然にこんな調子になりました。

丸一ヶ月置いてるうちに変わってしまったようです。

なんというか、筆を運ぶのが楽しいです。ゲタ吉はもちろん、ねずみ男が楽しくて仕方ないw

で、描いてるうちに、「いやいや、違うでしょwこんな無邪気に楽しげにしないでしょwwねずさんはもっと必死でしょ、イロイロwww」とか思って描き直しました。

ねずみ男が決まったら自然にバニーをどう描くか決まりましたw
すごいなー、すごいなーーーねずみ男はーーー!!!
今までも何度か彼には助けて頂いたんですが、いやはやほんまに凄いキャラクターですわ!wwww本当に彼がいないと始まんない!惚 れ る わ !

で、清書。ねずさんはバニーの尻を握ってますねw
バニーの表情は水木センセがよくお描きになる激怒顔。あの表情、いつも容赦ない描き方だと思ってたので、私も描けて嬉しいwww

ではまた後日!

寒中見舞い制作(1)

この所、ツイ友さん+リア友さんと『描くこと』に関してお話しする機会が増えました。皆さん、大変に真摯な姿勢の方ばかりで、私も自分の制作を見つめ直してみようかと思いました。
しばらく制作風景が続くと思います。
ツイッターのポストも併せて転載します。かなりメソメソした事を言ってるのですが、制作中にどのような事を考えているか、本音を吐露してるのも、後々冷静に見返して自分なりに咀嚼しようと思います。
お見苦しい点が多々ありますが、何卒ご容赦ください。

1)12月中に出した案。

これではほぼ何も決まっていないのと同じですなー。
兎年にしかバニーガールは描けないので、ベタと言われようが描きますよwお約束は大事ですから!
週刊実話版鬼太郎では、夜のお店にもよく行ってたんで丁度良い感じです。
この時点で、背景はナイトクラブで、遠目にナスカ猫娘バニガも描こうとか思っていました。



2)資料画像を集める
当時のツイート
「今から資料集め構図刷新も含めてアナログ描画始めます。現状案から何時間掛かって、どういった手順を踏むか、記録します。主に今後の自分の為にwww」


図版をなるべく多く。画面の奥行きを出したい。全体のトーンの参考に。;背景はキャバレー・ナイトクラブ。バニーガール(トラディショナルスタイル・国内モノは避ける)


画像検索。どれだけ有効な単語を入力できるかも大事。今回はplay boy club/moulin rouge/cabaret/speakeazy/night club/など。作画資料だけでなく画像検索中に目が慣れる。イメージを具体的に+さらに発展。


今回は急いでるし、背景は画面隅だけなので資料も少な目

後々、資料は追加しています。バニーガールの耳の向きとか、本家本元プレイボーイクラブバニーガールとか。
それからあくまで資料なので丸写しはしません。当然ながら。ツイートで言ってるような事を期待して集めます。
私の場合は資料が無いと非常に不出来な感じになるので、一応の資料当たりはします。
ファインアートの方で一枚の画に対して1000枚~3000枚は資料を当たる方とかいらっしゃるんで、私の場合は非常に少ないといえると思います。自分で取材に行ってもいないし;;;

もちろん資料を全く参照しなくても魅力的な画を描く方は大勢いらっしゃいますし、巧い方も大変に多いです。普段のご研鑽がしのばれます!


3)手ブロで案を練る
レイアウトとか絵柄とか色彩計画とか…まぁゴチャゴチャ描いたり消したりです。
正直とてもお見苦しく申し訳ないです。
が、今回はこういった趣旨ですのでご勘弁ください。

当時のツイート
「下絵。案を練りつつ描いたり消したり。手ブロで。全体のトーンはこんなかなー?w」
尻が主役です。でも没
私の場合はリアタイメイキング=能力値が低い事を晒す→嘲笑もしくは失笑対象な可能性が大なんですが…
ゲタ吉を私家版にしようか水木よりデフォルメにしようか悩む
水木デフォルメにしよ!」
ここまで描いて自分が根本的に間違ってるんではないかと・・・
一時間かかってこの進み具合はかなりダメだと思いました。ちょっと考えますw 早くて巧い人は頭良い人に多いですね。 自分の低脳加減を露呈。
もうね…どんだけ余裕無いの?わたしは…もうね…「町の絵画教室にでも行ったらどうですか?w」と言われても真剣に考えるくらい余裕無い。」
ターシャ・テューダーのように、ひと筆入れては家事、みたいな人は多いと思うですよ。」
金言。念頭に置きたいです RT @sobsin: くせをはずして コツはわすれろ。」
「思い切って全体の色調を変更。ゲタ吉の夜は毒々しくないと!」
「なんとか形になった?いや、わからん もうこの時点で辞めたくなったナリ」
「みなさんすごいです。私の手ブロと違います、本当に。皆さん、何やってるのか解って描いてる。わたしどんどんわかんなくなる…


物凄く煮詰まってます。www


えー、頂いた気軽な面白コメントが理解できないくらい脳がフリーズして真剣に悩んでました。
この時点で通算3~4時間くらいでしょうか?
日数は2日間に及んでいます。


4)方向転換してみる
翌日、煮詰まりすぎて途方に暮れたのでリアリティレベルに舵を切ってみました。
←で、デフォルメバニー。水木デフォルメに合わせてバニーもデフォルメしようかなーと…。
しかし自信がサッパリサッパリなので、通り掛かりのツイ友さん二名に見て頂いてご意見伺い。インターネットありがとう!!お2人とも「デフォルメ揃えてGO」との事。
うーん、やはり…水木センセがよう描いてはるシリアスデフォルメと水木デフォルメと細密風景が同画面に混在するのって、かなり高度な表現なんだそうです。私にはとても真似できません。


2時間くらい悩んで描いたのは10秒くらいです。


さて、ではここから描き詰めていきましょうか?いえ、タイムアウトですw
また後日


5)下地
アクリル絵の具なので下地を作ります。
今回は、ジェッソ(白)→ジェッソ+金→金→赤と重ねます。
下地作りは完全に描き手個人の好みだと思います。


デジタル画でも下地を塗り重ねてから画を描く方いらっしゃいます。
単純にベタ塗りしてるように見えて、よく見ると下塗りしてあるんですね。素材貼り付けとかでなく。一見無駄な作業に思えるんですが、比べると違いがハッキリします。
デジタル描画では、如何に魅力的なノイズを生成するかというのもTIPSのひとつだと伺ったことがあります。


なんだかアナログ描画の下地作りに似ていますね^^




6)アナログ下絵
下地と平行してザクザクとアナログ下絵を描きます。
先日、案を練るために描いたデジタルとは別に描き起こします。
だって本番画に使えるほど描き詰めていないからw


記録してないんですが、←この後、ネズミ男やバニーも描いたりしました。
線は走らせてますので、かなり荒いです。




7)頓挫
家族が入院して、しばらく筆を置きます。><;;;
健康第一!!
お約束した方々に謝罪メールなど送信。
この場でも重ねてお詫びします、本当に。

2011-01-05

実話版鷲ろく漫画


↑クリックで漫画表示します。
銀色の鬼のkuさんへ返礼漫画です。
『ゲゲゲの鬼太郎 青春時代』お持ちの方はろくろ合戦と併せてどうぞ!

2011-01-03

【締切りました】寒中見舞い【ありがとうございました】

私からの直筆ゲタ吉寒中見舞を貰って下さる奇特な方を募集します。
もしも「貰ってやろう」というご奇特な方はブログのメールフォームより「可能!」とだけ下さいませ。折ってご返信いたします。
ご応募頂きましてありがとうございました!!
一枚一枚、リキテックスで田中ゲタ吉を描かせて頂きます。
もちろん住所等個人情報は厳密な取扱いをお約束致します。

進行状況;http://bit.ly/hONuMC
ゲタ吉年賀状、現在はこのような状態ですが、松が明けるころには…ッ!!

本来であれば年賀状企画にするものなのですが…これから実家と婚家の二軒分の御節を作るので… ババァとトメが寝込みまして…すみません。

ではみなさん、よいお年を!!!