2009-09-30

ここは地獄の一丁目

画像クリックで漫画になります
10/2追記;この漫画の何処が『その後~』に関係あるかと申しますと、7話『ダメな死神』(1977/9/1)とか、18話『猫娘』(1977/11/27)が私の脳内で発酵した結果であるのです。
『墓場』や『ゲゲゲの』頃から突き放し感ある作風でしたが、『その後』は対象読者がオッサン連中(しかもかなり羽目を外した時に読む雑誌)なので思うが侭に突き放して描いてあります。
いや、突き放すどころか、むしろ描きっ放しですね。
もはや爽快です。

操作していませんって!!!

いや、本当に!

『座右の銘メーカー』
水木センセのネーミングセンスが良過ぎる件。
ねずみ男の座右の銘は、あまりにも週刊実話過ぎて掲載できませんでした。

らくがき的な感じで…

いつも拍手を頂いておりまして、ありがとうございます。

それから、近頃は他所様のエチャに時折お邪魔しては構って頂いております。遊んで下さってありがとうございます。失礼無いと良いのですが……不束者にて何卒ご容赦下さい。

←悪い顔の鬼太郎さん。意味無く裸。
いやー『おばけナイター』は名作ですなー。(しみじみ)
原作+一期+四期と観てまして…スミマセン他期は後日観ます。
『その後~』の墓高野球部もある意味おばけナイターなのでしょうか?ゲゲゲ山に扮した力士編は紙芝居時代のネタを焼き直したらしいですね。

それにしても何でしょうか、この絵は。
私、実は、自分の絵柄ってクドくて申し訳ないなぁと思うことが多いです。
描いてる最中は忘れてるのですが、出来上がると「あーーー、クドクテごめん。」とか思います。

ところで和服って描くの難しいですねー。日本人なのにねー。普段着てないからですね。
よく着てた時期は描けてたと思ってたんですが、今思うと全然ダメですね。
そんな訳で、先日、鈴木春信って人の画集を見ました。不勉強が本当に恥ずかしいのですが、最近知りまして、ハイ。
で、まぁ、その方が、ビックリするような綺麗な線で和服を描いてて、世の中の人が全員和服着て歩いてた時代の人ってのは眼が違うなぁと感じました。
浮世絵見た欧州の画家達がショック受けたって云うのも判ります。

2009-09-26

やってみた

ジョジョ顔を作ってみました。
でもセンスが無いのであまり面白くないです。しょぼ~~~ん。










ナスカ猫たん
ネズミ男の夢知らせ再生観て「キモッ…!」とか言ってる。












ゲタ吉さん
もちろん死人面。

オチは無い。スマソ。

2009-09-25

ログ整理

手ブロの方をログ整理したついでに、こちらのmenuも手直ししました。
漫画(らしきもの)はサイトに移動です。

バトンを頂いています!ありがとうございます。
後日になりますが喜んでやらせて頂きます^^

では、又!

2009-09-22

挿絵


敬愛キタネコ小説サイト『パラディソ』の矢月水さまへ挿絵。(クリックで拡大します。)

『鬼人の恋 三、君のうしろに黒い影』

連載小説はどんどん進んでますが、挿絵は追いつきそうにありません(とほほ

2009-09-16

その後の怪奇・猫娘

ある夜半、猫娘は目覚める。

「お父さん……」と寝言を発して目覚める。
頬伝う涙を拭えば、自分が寝言を発したことすら忘れた。
月を見上げて、何を忘れたのか記憶の糸を手繰るが、それはぷっつり切れてて判らない。
少し、怖くなる。
耳の高さで切り揃えた髪が夜風を捕らえる。
その冷たさを払うように優しい声が彼女に届く。
「どうしたの?」
振り返れば、寝ぼけ眼の鬼太郎がこちらに身を起こしている。
どのように答えて良いのか判らず、ただ、彼女は首を左右に振る。
月明かりを背負った彼女は、鬼太郎からは影絵のように見える。
しかし猫の瞳は煌々と輝いて、彼に持ち主の心中を伝えるのだ。

そこで彼は、
ニッコリと
穏やかに
笑みをつくって
ことさらに優しく安堵を誘う
それは彼女の欲するもの。
「おやすみ、猫娘。」

彼女の瞼が閉じられ、眠りが深まった白い頬に、彼は声を出さずに告白する。

 その昔、君は、墓の下から生まれたんだ。
 雷鳴の夜に
 俺と同じに
 ひどく奇妙に捩れた誕生

 全く人間の子に生まれながら
 まごうことなき猫の性を持つ
 君は、まるで託卵の雛みたいだ

 君が年頃になり
 望まずとも人目を引くようになる頃
 君は人間に殺され、生き返り、人間を殺す。
 それを何度も繰り返している。

 止めようがない因果。
 何度やり直しても、必ずその日がやってくる。

 手を変え品を変え、俺は時間を引き延ばす。

ようこそ

ようこそ

ようこそ夜へ

2009-09-12

《追補》週刊実話『新・ゲゲゲの鬼太郎』初出メモ

昭和53年(1978年)
6/29 UFO宇宙突撃隊
7/6 タイムマシン
7/13 ロケットハウス
7/27 竹やぶの小人
8/3 火星人現る
8/10 エンバン実験
8/17 不思議な家
8/24 猫町切符
8/31 宇宙人落下
9/14 ムーン大王
9/21 狸ばやし
9/28 メキシコの石
10/5 かくれ蓑
10/12 終末株式会社
10/19 海坊主
10/26 奪衣婆
11/2 透明人間
11/9 悪魔博士
11/16 二人狸
11/23 わんたん妖怪
11/30 影くい猫
12/7 死人列車
12/14 つきもの

上記リストは、角川文庫『水木しげるコレクション』の初出一覧とネットで拾った情報を参考に作成。オレンジ文字は中公文庫『ゲゲゲの鬼太郎4』収録。グリーン文字は講談社漫画文庫『水木サンの猫』収録。

完全版をebookjapanで刊行予定だったはずなのですが、何故か止まっています。是非とも出して欲しいです。DLするから!
やはりバラけて読むのと、掲載順に連続して読むのでは、受ける印象が違うんですよー。シリーズの世界観がね!あの、エロしょーもない、デタラメな、シニカルな世界観がね!!

文庫『その後のゲゲゲの鬼太郎』は、皆さんもご存知の通り週刊実話掲載時のタイトルは『続・ゲゲゲの鬼太郎』と『新・ゲゲゲの鬼太郎 スポーツ狂時代』でして……収録されてない話もあるそうです。
完全版(続刊予定のはず)がebookjapanでDL販売されています。
このシリーズは、もう本当にデタラメで下品で「どうなの?それは!」ってブツだとは思うんです。
思うんですが、私は割と、この作品のデタラメ振りが爽快に感じて好きです。さすがにデタラメ過ぎて連載中から仕切り直しがかかったみたいですね。そのすぐ後に『新・ゲゲゲの鬼太郎』というシリーズに切り替わって、ゲタ吉さんは学童服+チャンチャンコ+ゲタの所謂「鬼太郎」に戻ることになるんですが……その時のゲタ吉兄さんの後姿の寂しそうなこと!!!
デタラメで爽快な日々を愛してたのは、どうやら私だけではなかった模様です(笑

とはいえ、等身はゲタ吉のままで(だんだん縮むけどね)、家も町の幽霊屋敷に住んでるし、主人公は相変わらずネズミ男です。
職務への態度も「ネズミ男のやることにいちいち責任とってられないよ。」という腰の重さを発揮。
わははははは!!ますますゲタ吉兄さんへの愛が深まりました。

でも世間一般がそんなダメ男を受け入れるかと言えば、そりゃー無理だと思う。うん。

ところで、アニメで私が気に入ってた『猫町』エピソードは、実話版だったのかぁー。なんか嬉しいなぁ(笑
アニメでも猫娘が手拭いかぶって踊ってくれれば可愛かったのにねー、ねー?(誰か描いてー)

2009-09-11

お久し振りです。


敬愛キタネコ小説サイト『パラディソ』の矢月水さまへ挿絵。
受け取って頂いてありがとうございます、矢月さん。
(クリックで拡大します。)

『鬼人の恋 二、白い手』の挿絵
そもそもの文章のイメージが豊かなので、絵に採るシーンに迷うほどです。
ご相談させていただいて、上の絵になりました。