2010-11-25

発売!!!

書店で平積みなう!!

この出版恐慌の時代に、こんな本が復刻されるとは思いませんでした。ひとえにゲゲ女効果としげらーの皆様の支援と角川『怪』関係者の地道な努力の賜物です!!ありがとうございます!喜びに咽びつつ紙の匂いを嗅いでます!
以下は実本購入レポですが、興味ない人は飛ばしやすいように反転しました。親切設計。
うん。密林キープもしてあるんだけどね、あのね、待ちきれないの。宅配便より早く!!って感じ。もう、書店に走ったよ。リアルにネ。チャリでね。電車とか車とか使いませんよ。ネタ出しの際の水木センセへのオマージュですね、チャリは。嗚呼、開店までまだ30分もあるよ!!こここコーヒー飲んで落ち着こう、スタバでキョドってて不審者くさいよね。変な汗かいてるしね、自転車ダッシュだったから店内だと汗が吹き出るよね、テラス行こうかね、うん……って寒ッ!!さむいさむいさむいわ汗が冷えて寒いわ、死ぬ!ゲタに会う前に死んじゃうあたい死んじゃう。嘘死なない死ねない。この目で見届けるまで死ねない。落ち着こう落ち着こう、ふーーーーーーーーーー……ごっくん…え?開店?(記憶中断)
っつーイキオイで買って来ました。
アマゾンキープが後日届くでしょうから、保存用にしたいと思います。
ほんで一週間ほどしたら布教用に書店注文かけようと思います。ええ、数字操作です。
二冊で1640円です!皆さんも会社帰りの呑み代でゲタ吉を男にしてやってください!!

2010-11-11

ゲタ吉復刊

大事な事なので二度言いますゲタ吉復刊でっす!!11/25発売!!!
素晴らしい!!2010年で一番の朗報です!

えぇーーー、タイトルは2冊。角川文庫より新装刊行ですよ!連載順に収録という嬉しさです。
『ゲゲゲの鬼太郎 青春時代』
『ゲゲゲの鬼太郎 スポーツ狂時代』
書名リンクで密林予約に全力で転送します!!!

今日の今日まで地味にゲタ吉オンリーサイトやってて良かった!神様仏様閻魔様目玉の親父様ありがとう!!(感涙)これで絵茶にお邪魔しても肩身の狭い思いをせずに済みそうで嬉しさ倍増です……まぁ、何と申しましょうか?やっと時代がゲタ吉に追いついたって感じですかね?嘘ですごめんなさいイイ気になってましたごめんなさいごめんなさい。

今までゲタ吉さんの唯一の欠点は絶版中だったのですが、これで私にとって完璧なGUYとなりましたvvv むっふーーーん(鼻息


それにしても、あのエロ吉時代を『青春編』とまとめる角川の口の巧さに惚れ惚れwww

2010-10-02

【注意】グロ気味【微妙】

小さく載せます。(クリックで拡大)

ジャンルクロスオーバーで他所で描いたゲタ吉さん。原作ゲゲゲ時代もかくやという酷い目にあっています。

2010-08-27

酋長の娘

わたしのラバさん 酋長の娘 色は黒いが 南洋じゃ美人
赤道直下 マーシャル群島 ヤシの木陰で テクテク踊る
踊れ踊れ どぶろくのんで 明日は嬉しい 首の祭り
踊れ踊れ 踊らぬものに 誰がお嫁に 行くものか
昨日浜で見た 酋長の娘 今日はバナナの 木陰で眠る


旧い歌で恐縮です(笑)でもコレって、まんまメリーさんだよねー。

本日は『その後のゲゲゲの鬼太郎』として文庫化された週刊実話版(ゲタ吉準主役の奴ネ。)でない方の、メリーさん出演の単発『その後のゲゲゲの鬼太郎』について。以前の記事の続き。
で、当時の水木センセの疲弊振りを感じるのはもちろんなんだが、同時に、描かれた当時(1969年)の水木先生を含めた一般的な男性側のジェンダー感覚が伺えて興味深い。東南アジアにイイヒトが出来てついでに子供も出来て……なんてのはちょっと前の日本じゃ珍しくないハナシだった。

社会格差と性。このハナシには、そういう側面もある。
週刊実話版『その後のゲゲゲの鬼太郎』にも通じるテーマ。
水木作品の深い着眼点は単なるファンタジー、単なる怪奇モノに終わらない。鋭い風刺が飄々と顕されている。それが時代を越えた魅力になっているのではないかと感じる。

さて、短編『その後~』発表が1969年で、ニューブリテン島再訪が1970年。それ以降、メリーさんは鬼太郎シリーズのなかで急速に『記号美少女』となっていく。
90年代に描かれた鬼太郎作品にメリーさんが原型となってるように思える南の島の少女が登場する。明らかに描かれ方が、例の『都合上出した、特に思い入れのない美少女像』なのだ。
この頃にはトペトロさんも亡くなり、近代化の波を受け変わりゆくニューブリテン島は、水木センセにとって南国憧憬の対象ではなくなってしまったのかもしれない。或いはメリーの住む島は、ブリガドゥーンのように何処かへ去ってしまったのかもしれない。

と、すると田中ゲタ吉(実話版鬼太郎)は理想郷から取り残されてしまった失楽園の物語とも言える。
それにしては、なんとも飄々と、とぼけた、逞しくもふてぶてしい失楽園譚だ。田中ゲタ吉の周囲では人間や妖怪達のみならず、天上も地獄も(果ては宇宙人や未来人までもが)軽々と行き交う。

田中ゲタ吉が大変にエロティックなのは、シモネタが多いからってだけでは無いように感じる。彼は、『ゲゲゲの鬼太郎』よりも多くのものを失い、それを受け入れて尚、暢気に在り続けるからかな?と思う。

2010-08-23

拍手お返事

拍手だけの方、本当にいつもありがとうございます。今後とも良しなにご贔屓くださいませ。
メッセージ頂いた方には反転でお返事致します^^



8/16 21:03 女妖譚をふたたび読めて嬉しかったです!の方
妄想テキストに拍手あざっす!!

5/16 18:36 ルルさん
ご無沙汰しています。心配かけてすみません!ボチボチやってますのでヨロシクです><
私も飽きっぽいせいかツイッターの呟き具合が三日に一度とかの昨今ですwww
それはそうと鬼太郎漫画に一刻堂先生が出ていて嬉しいです。猫娘が住んでた調布の神社って一刻堂さんが神主だったら面白いなーと妄想しましたw
あと、大泉さんネタにも笑いながら頷きました。大泉さんのねずみ男なら鬼太郎から乗り換えてもいいよねー♪
また遊びに来てやってくださいv

2010-08-22

『死人列車』

『新・ゲゲゲの鬼太郎』で一番好きな話かもしれない。大変味わい深いです。

持ち込まれた案件「自殺した級友をよみがえらせてくれ」と言うのに対して鬼太郎がまったく乗り気じゃないんです。
週刊実話版は、基本的に鬼太郎の支度をしてるゲタ吉なので普段から腰が重いのですが、ここまで嫌がるのは珍しいと感じます。

で、解決したのかといえば、全く解決していません。(ええぇ!!)
自殺した生徒を死人列車で連れ戻したら蘇生したってハナシじゃないんですよ。
鬼太郎曰く「とにかく赤ん坊になってどこかに生まれてますから」って……!
いいの?それで!とか思ったんですが、よく考えたら自殺した人間が蘇生するよりも良心的なマンガだなぁと思いました。ちょっと突き放したカンジで、戒めになってるように思うんですよ。終始不機嫌な鬼太郎の様子とあいまって。
少年漫画では出来ないなぁ、こーゆーのは。

と、まぁ、そーゆーのも理由ではあるのですが、やはり一番は、列車を待ってる鬼太郎の髪のなびき方が不気味セクシーってトコでしょうか。最高、もう。

2010-08-17

更新ではないのですが

ハロウィン漫画の続きがリンク切れになっておりましたので、再録しました。

2010-08-16

女妖譚

偶然の再会だった。私にとっては。

旧い友人の彼は、ひょっこりと目の前に現れたのだ。
子供時代に不思議な日々を共にした奇妙な少年。
目の前の青年を一目見たときに「あ」と声が出てしまった。

「久し振りだね。」と彼は、つい一月ほど前にも会ったように話しかけた。
彼は事情を私に告げて、私の車で自分をある場所へ連れて行ってほしいと言うのだ。相変わらず突飛すぎる話で理解を越える、なのに全く逆らえる気がしない。言われるがままに巻き込まれていくのも昔と同じだ。あの頃は私の家族も引き込まれるように彼に従っていた。

これは、魔性に魅入られると言うことなのだろうか?

彼には後部座席に乗ってもらった。
助手席で小皺を間近に見られるなんて避けたかったし、なにより、慌てふためいたり、年甲斐も無くはしゃいだり、照れ臭かったり。要は動揺していた。

彼は、意外とちゃんと年を取っていた。それでも私の息子か甥にしか見えないだろう。
煙草で潰れた喉から紡がれる声はザラザラしてるけど、はにかんだような不思議な甘さを含んでいるので、この男は少年時代のままにロマンチストなのだと思う。
その癖、奇妙に深く響いて良く通る。小声で話しかけられてもちゃんと聴き取れた。彼の本当の声は、きっと人間の声とは違う経路で私たちの耳に届くのだろう。地の底を出自とする妖しの声だ。
私が少女だった頃には、そんな風に思い至らず不可思議な魅力に絡め取られていた。
でも、今なら判る。

「久し振りね、鬼太郎さん。」
「今は、田中って言ってるんだ。」
「そう呼んだ方が良い?」
「いや、鬼太郎で頼むよ。夢子ちゃん?」
「嬉しいわ。でも人が居るところでは天童さんって呼んでね。」
「結婚してないの?」
「今はね。もう懲り懲りよ。」

自分の息子とも言えるような見掛の青年に名前を呼ばせるのは気を使う。あの彼女なら、今でも「鬼太郎」って呼ぶのかしら?
彼女は、美人ではなかった。可愛い、とも言いにくかった。むしろ奇妙なバランスの顔立ちだった。時代遅れといって良いような地味な支度だった。
そもそも人間の女の子じゃなかった。だから、私は安心して彼女に心を開けた。彼女と居る時には、女として張り合う必要も、優等生らしくする必要も無かった。どんな女友達よりも、素のままの天童夢子で付き合えた気がする。
思えば彼女は、誰にとってもそんな存在だった。後部座席にいる(昔とは打って変わって)冴えない風情の若い男にとっても。
いや、多分、彼にとってこそ。
今だから、よく判る。

「彼女はどうしてるの?猫娘ちゃん。」
「これから逢えるよ。」

言われるままに車を走らせて着いた場所に、少し大人になった彼女が立っていた。ちょうど後部座席の男と釣り合うくらい……いいえ、彼が合わせているのかしら?
バックミラーを覗いたら、喉の奥から笑いが漏れた。いそいそと車を降りる彼の仕草から心内が見える。昔は判らなかったけど、今の私にはよく判る。
歩み寄る彼女は、美人ではなかった。可愛い、とも言いにくかった。奇妙なバランスの顔立ちだった。時代遅れといって良いような地味な支度だった。
でもあの頃とはっきり違った。
彼女から、目が離せない!
私だけでなく、道往く人の誰もが同じだった。
不可思議な雰囲気だが、不快感は無かった。魅力というよりも、引力に近かった。

「久し振り、夢子ちゃん?」

私に向けられた笑顔も声も、親しみ深い日向の暖かさがあった。
何十年もの時を跨ぎこし、懐かしくて涙がこぼれそう。心が根こそぎ奪われるような、そんな気持ち。

……思い至った。彼女、女妖だった。
初めてゾクリとした。彼女の魅力は、物語に出てくる女幽霊の妖艶とあまりにも懸離れていたけど、人外の魔性なのだと感じた。こうして魂は奪われるのだと思った。

「あぁ……あなたも大人になったのね。」やっと笑顔を作った。

彼らに手を振り、遠ざかるバックミラーの鏡像に話しかける。
「今でも、よく判らないのよ?少女の私は、どちらに魅かれていたのかしら?」

溜息とも安堵とも取れるような深い息をひとつ吐いた。
私はすっかり大人になってしまったのだわ、と思った。

近況とか

さっぱり更新しないと思ったら妄想文ばかりアップして漫画は一年以上とか半年以上とか途中で放置しています。スミマセン><

体調不良ここに極まれりな昨今でして……漫画を描く体力と時間を作れたら描きます。本当にごめんなさい。私も悔しい。情けない!><

で、まぁ、このままでは精神衛生的にもアレなので、漫画のプロット的なアレを書き溜めてあったので体裁を整えつつチョイチョイ出してまいります。かなり破綻した文章ですが、私のゲタ猫妄想の晒し場って事で生温く見守ってやってくだされば幸いです。


他所んチで描いたゲタ+親父 親父さん出現時の内臓飛び出た感は重要ですよね?!ね?

ゲタ吉のハケ

ハケ、つまりシーンを辞する事。演劇なら舞台上から退出する事。

登場人物が人間なら「では」と物理法則に則った遠のき方を描けばいいのだが、妖怪となると一捻り必要だ。

ものすごく好きなゲゲゲ描きさんの描写でほぼ透明な焔が一瞬揺らいで消えるというシーンには本当にドギマギしまして、「うわーパクりてぇ!ものっそパクりてーーー」と、もう、いっそ「パクってイイすか?」と伺おうかと思ったのですが、ハタと「そんなカッコいいハケ方、田中ゲタ吉に似合わない。」という残念な気付きがありまして……(悔涙)

『スポーツ狂時代』最終話でのハケが印象深いのか、どうもただ闇に溶けて消えるようなイメージが強い。
そんでゲタ吉さん、厳密には下駄は履いておらず(履くとゲゲゲ営業スタイルに変化)煙草よりも酒を好む傾向にある(隙あらば呑んでおりました。高校生の癖に。)ので、ハケる際にゲタの音も煙の尾も引かない。これは絵にしにくい。地味に闇に溶けていってしまうだけだ。
それもたぶん、街中の電飾や街灯の届かぬ淀み湿った重たい闇の黒さにヌルリと同化する感じ。

全力で不健康だな!

あまりにも地味なので、クロスオーヴァー漫画の時には対峙した人間に術をかける必要性を生じさせて下駄を履いて頂きました。これで鬼太郎らしいハケになって一安心^^;







でも、ま、こんな手を何度も使うのもアレなので、いつか巧いこと『ヌルッ』っと消えるゲタ吉さんを描けたらいいなぁと夢想します。

2010-08-15

彼女が、まだ人間だった頃

歌の好きな子だったな
風に流れる解れ髪を目で追いながら
彼女の奏でる五線譜のようだと思ったんだ

2010-08-13

嵐が来る

黒い手がやってくる。
私を屠りにやってくる。
私の皮を剥ぎ、蚕の糸を奪い、亀の甲羅を削り、茫漠の調べを奏でる為に。
私の爪と牙で立ち向かおうとも、喉笛を狙う手からは逃れられない。
それが運命だから。
烏猫たる私には、全て見通せる。

三味線屋の黒い手よ。
私は怖ろしい。
お前の黒い手ではない。
今夜から、永劫に続く因果が怖ろしいのだ。

よかろう。
私の命をお前の手に渡そう。
引き換えに、お前の娘を私の環に乗せる。
猫の性を持ち、無垢な魂のままに、弄られ屠られ続けるこの因果の環に。

誰も逃れられない理の環だ。
それが私達の運命。

来い。
この嵐の夜に。
雷鳴と伴に。
新たに墓の下から生まれ出でる娘の為に。

2010-05-22

やられた!!

お久し振りの『田中ゲタ吉翼賛会(仮)』さんの更新です!
前回更新も葬式ネタをこう振ってきたか!!と度肝を抜かれる思いでしたが、今回の更新は完全降伏です。
『かの御一家』でウチがやりたいことの半分くらいはやられてしまった気がしています。しかも鬼ハイクオリティで(笑)

このドライさ。一切の感傷を突き放すかのような笑い。ゲタ吉時代の大事な特徴だと思います。
こういったことを二次創作として昇華してる辺りに、水木作品全般に対する造詣深さと愛を感じます。
素晴らしい!!

本当に毎回毎回、「あぁッ!」と膝を打つことばかりです。
次回の更新も楽しみにしています。

うをおぉぉぉぉぉ!!!!元気でたぁッ!!(←この元気が更新に反映されるといいなぁw

2010-05-17

引越し癖

かの葛飾北斎は生涯に93回も引っ越したそうです。
かく言う私も本家ブログの転居を検討してるのですが、どーもまだピンと来ません。
登録しては削除しての繰り返しです。
むにゃ~~~~!なんだかんだでシンプルが一番か??

2010-04-06

弱音

時間を作れなくて更新ままならず、申し訳ないです。
拍手とかコメントとか、ありがとうございます。
お返事も遅れてて、すみません。

なんというか……サイト閉じようかしらとか逡巡したんですが……小鼻の脇がツルツルなので持ち直しました!
ここが脂っぽいと凹むわよねー。

2010-03-30

猫娘について

原作『地上絵(ナスカ)の秘密』で、猫娘はねずみ男に「お前、天使として召されなかったんか」と、言われる。
お前は醜女であると突きつけるかような台詞に、まことにアッサリとナスカ猫娘は
「そんなことよりあたしゃこのニオイにひかれるのよ」と言い切って鯛に齧りつくのだ。

原作においてはひたすらに地味な存在で、ファンの間ではそれぞれ別人でないかと言われる猫娘が、寝子やみどりの「私はそれをがまんできない。」という台詞をキチンと引き継いでることに驚かされる。
これは猫娘のアイデンティティを考察する上で非常に重要だと思うのだ。

みどりや寝子の頃…つまり人間だった頃の彼女が、魚と鼠と血を好む醜い化猫娘となり、その欲するところを満たすまでは元の姿に戻れないという呪い(あるいは奇病)は、美しく心優しき少女にとって絶望だったんでないかなと想像する。

その運命を受け入れ誇りとするには、彼女なりに妖怪らしい生活と研鑽の積み上げがあったのではないかと妄想する。

2010-03-29

朝ドラ

『ゲゲゲの女房』に間に合いました!
朝ドラをこうまで積極的に見るってのは『ちりとてちん』以来です。あの時は何となく見たら(田舎で年寄と同居だと朝は自動的にNHK)面白かったのですが、今回は初手からスタンバってます。初めてかもしれない。

それにしてもヒロインの地味加減が四期猫娘と重なってしまいます。
ええ、もちろん勝手な思い込みなんですが(笑)

2010-03-26

今日は猫に怒られました

彼女が散歩に出たのを忘れて私も戸締りして出かけたのです。
したら雨。
帰宅したら玄関ドア前で猫が「み"ゃ"ー"!(ゴルァ!)」と、咆哮。
ご機嫌取りに出した高級キャットフードも「あむぎゃるるるぅぅわ」と文句言いながら食べてました。
久し振りにあんなに怒られました。
申し訳ない気持ちと、激怒する彼女も可愛いと思う気持ち。

ゲタ吉も猫ちゃんに怒られた時に、こーゆー気分だったらいいなぁw

2010-03-09

気がついたら

10000HIT過ぎておりました。ありがたいことです。
コレを励みに(モブストライクも先ごろ終了したので)ゲタ吉漫画を楽しんで描こうかと思います。
記念画とか描く余裕無くてすみません。

支部でちょこっと書いたのですが、ウチの猫娘は『怪奇猫娘』のみどりさんが紆余曲折して女子大生猫娘になってる感じです。
どーゆー紆余曲折かというとアニメになったり、原作で寝子になったりナスカに行ったりしてるみたいです。
何度も死んでは生き返ってそのたび更新してるけど、基本的に同一人物という大変にややこしいアレ。
そーゆーことをどんな風に描いたら面白く読めるかなーとか思うです。

そんなこんなでゲタ吉とみどりのおみくじ
この時ほど『怪奇猫娘』を読んでおいて良かったと思ったことはありませんでした。
例えもバッチリです。同じ作者が描いた紙芝居時代からのキャラですもんね。
そして期待を裏切らない味わい深いお付き合いですwwww
猫ちゃんにとってのゲタ吉さんはやはりヒモらしい。

2010-03-02

死人列車


クリックで拡大。

悲しみも空しさも拒まれたまま、俺は往くのさ。

2010-02-23

ゲゲケットに行けません


家族が入院したので。

漫画はこちら。『持ち物はありません』
実父が鬼籍に入ってもう20年以上経つのだが
田の中勇さんと同じ心筋梗塞だったのだ

生きるというのは面倒臭いものです。
ゲタ吉さんは、その辺どうなんでしょうね?

2010-02-08

お父さん




やっと描けた気がします。(笑

漫画はこちら

で、中途半端な処で続きますw すみません。

2010-01-15

その日の猫娘の手記

突然の出来事だった。
あっと言う間だった。
信じられなかった。
悪い夢だと思った。

彼は叫んでいた。
底なしの穴に向かって呼びかけているようだった。
そのまま、彼も一緒に吸い込まれてしまうのではないかと不安になるような声だった。

あんなに長く感じたのに、三時間も経ってなかった。
誰もが、茫然としてた。
涙を流す暇も無かった。



一夜明けて、彼は、いつもの彼に戻っていた。
すべき事が山のようにあって、忙殺された。
様々なモノ達が訪れ、腰を下ろす暇も無かった。
テキパキと流れに乗って次々に事を進めた。

・・・違った。
いつもの彼ではない。
いつも猫背の彼が、シャンと背を伸ばしてあごを引き、ことさらにいつもの飄々とした様子を崩さずに、時には弔問客を気遣う笑みすら浮かべる。

いつもの彼ではない。

私も、ふとした瞬間に、気が遠くなる感じがした。

涙はついに流れなかった。
そのタイミングを逸してしまったように、私たちは、茫然と見送った。

親父さん
親父さん
とても小さな親父さん
私たちは、なんと、小さく脆く頼りないのでしょう。
あなたはなんと、大きく強く、私たちを支えてくださっていたのでしょう。

「ありがとう、親父さん」
ため息をつくように、やっと声をしぼり出したら、涙が溢れた。
あられもなく泣く私の肩を、今ではすっかり大きく骨ばった彼の手が親父さんそっくりに撫でさすってくれた。
「猫娘、ありがとう」
彼の声はひどく優しく悲しく響くのに、涙をどこかに置き忘れた様子なので、私は、また泣いてしまった。

追悼

…父さん…

でも、僕の耳には父さんの声がまだ聞こえます。

昔、母さんが灰になった時に「形を変えただけだよ。」と僕を慰めてくれた父さん。

だから、僕は、父さんも形を変えただけだと、そう思う事にします。

いつも、いつも、本当に、ありがとうございました、父さん。

お疲れ様でした。